低血圧の症状と改善方法

なぜ、低血圧は起こるのか?

 

低血圧の発症には、遺伝的体質が関係します。つまり低血圧は遺伝的体質が特徴となるわけですが、一方でライフスタイルとも深く関係しているのです。

 

たとえば、運動不足、不規則な食事、偏食、小食、塩分やミネラル・タンパク質の少ない食事、入浴ぎらい、皮膚の鍛錬不足、日光にあたらない生活、蒸し暑いところや湿度の高いところでの生活、ストレスの連続、やる気のない生活態度、生きがいの見いだせない生活などです。

 

こういった不健康なライフスタイルの結果、心臓の力が弱くなり、末梢に静脈血(汚れた血液)が貯留して(=精脈うっ血)、全身の血液循環がわるくなり低血圧が発症します。

 

さらに、血液循環がわるくなることにより、さまざまな全身的症状が出てきてしまうのです。低血圧は貧血とよく混同されますが、低血圧と貧血はちがう病気です。疲労感、立ちくらみなど、たしかに疾患の症状はよく似ていますが、原因はまったくちがいます。

 

貧血は血液のなかの赤血球が減ってしまう状態です。そのため血液が流れても薄く、全身の細胞に十分な酸素や栄養を送れません。その結果、疲れやすいとか、ふらつき、めまいなどの症状が現れるのです。では低血圧についてはどうでしょう?