低血圧の症状と改善方法

併発する症状は実にさまざま

 

脳や内臓や皮膚が十分に血をもらえないために血圧が低ければ、身体のさまざまな臓器へ流れる血流が十分ではなくなります。

 

低血圧の症状のうち、めまい、頭重、立ちくらみ、意欲低下などの症状は、脳へいく血流が少なくなることによって起こる低血圧です。脳がしっかり活動するだけの血流をもらえないために、十分に働かず、こういった低血圧の症状を起こしてしまうのです。

 

同じようなことが、ほかの臓器にも現れます。胃や腸への血流が少なければ、当然胃腸の働きが鈍ります。消化不良になったり、下痢をしたり、また吐き気などを引きおこしてしまうのです。

 

皮膚へいく血流が少なくなったらどうでしょうか? まず皮膚の温度は下がります。その結果手足の冷感が起こり、また肩こりなどの原因にもなり、皮膚がガサガサに荒れたり爪が薄くなって割れやすくなったりするのです。

 

このように血圧が低くなったり、血流がわるくなることにより、結果としてさまざまな低血圧の症状が誘発されます。また前述したようにその症状もひとつではなく複数が同時に起こることが多く、これが低血圧のやっかいなところ。低血圧は女性に多いといわれますが、できればこんな病気にはかかりたくありません。